精神科デイケアにおける
リカバリー支援

心理教育プログラムの
標準的実施の可能性

IMRとは

実施方法

IMRは、リカバリーや精神疾患に関する知識、薬物療法、ストレス対処法など疾患マネジメントについての9つのテーマについて、8人以下のグループで約1時間のセッションを週1,2回、6か月~1年かけて学ぶプログラムです。対象はとくに疾患は問われず、スタッフの資格も限定されていません。途中参加ができないクローズド形式または自由に参加できるオープン形式でもできます。 実践者にマニュアル、参加者への配布資料が準備されています。

資料についての詳細はこちらから

IMRの魅力リカバリー志向の心理教育プログラムです

  • リカバリーをめざしたプログラムであること=夢や希望を考え、話すことで、元気になります
  • 手法の中心は心理教育=情報伝達+当事者同士の助け合い+目標達成のための動機づけとSST
    これまでの専門職の経験が生かせます

IMRを実施する場デイケアで実施しやすいプログラムです

  • 週一回のデイケアプログラムとして実施しやすい構成のプログラムです
  • 症状の軽減や再発予防のプログラムを提供することで、地域生活継続のための支援ができます
  • 参加者同士が、お互いの希望や疾患に対する考え方を知ることにより、リカバリーが促進される可能性があります

テーマ「自分にとってリカバリーとは何を意味するのか」を最初に考えるのが特徴です

  1. リカバリー戦略
  2. 精神疾患に関する実践的事実
  3. ストレス脆弱性モデルと支援方法
  4. ソーシャルサポートを形成する
  5. 薬物療法を効果的に利用する
  6. 再発を減らす
  7. ストレスへ対処する
  8. いろいろな問題や持続性の症状に対処する
  9. あなたのニーズを精神保健システムに適合させる

研修自施設で実施する際には、研修への参加をお勧めします

  • 地域精神保健福祉機構リカバリー全国フォーラム、地域フォーラムにて研修会が開催されます。
  • 日本精神障害者リハビリテーション学会大会自主企画「IMRをはじめよう」にてIMRの導入の仕方を わかりやすく紹介されています。

研修についての詳細はこちらから

参考文献:大島巌・加藤大慈監修 IMR入門 疾病管理とリカバリー NPO法人地域精神保健福祉機構コンボ